連載第78回
2025年4月13日
RayCueのM4 Mac mini専用ドッキングステーション(USB-Cハブ)を自作スタンドの下敷にする

以前、M1 Mac mini用に買った、アトラスのドッキングステーション、個人的には全く不満はないのだけれど、そのサイズが気になってきた。M4 Pro Mac miniのせいで。M4 Pro Mac miniがコンパクト過ぎて、以前のMac miniのサイズのドッキングステーションが机上で威圧的なのである。

RayCueのM4 Mac mini専用ドッキングステーションを買ってみた

というわけで、今や数多く出揃った新型Mac mini用の拡張ドッキングステーションの中から、最初期に販売開始されたRayCueのM4 Mac mini専用ドッキングステーションを買ってみた。当然、新型Mac miniと組み合わせること前提なので、サイズもコンパクトである。従来のドッキングステーションの上に重ねてみると、そのコンパクトさが際立つ。

厚さは、先のアトラス製品とほぼ同じ。また筐体は金属製で、思っていたよりは高級感あり。

専用なので、M4 Pro Mac miniを乗せると昔のオーディオコンポみたいな一体感。ただ、ホールド感は若干緩めでカチッと嵌まるわけではなく、シリコンなどの滑り止めもないので、押すとすぐズレる。

自分が日常で必要とするのはデジカメのSDカードリーダーなので、それが前編に付いているのが購入ポイントの1つ。また、自分は古いAppleキーボードを使っているので、まだUSB-A端子が無いと地味に困る。

背面にはHDMIポートがあるので、所有しているディスプレイによっては都合良いかも。ちなみに背面にあるUSB-Cポートは右側がホストであるMac miniとの接続用で、左端にあるのは、各種端子に外付けHDなどを多数接続したりして電力が足りない場合に給電用USBアダプターを繋げるためのもの。なので、背面でユーザーがデータのやり取りに使えるのはUSB-A端子だけ。自分は内臓スロットにCrucial P3 4TBをNVMe SSDを装填しているけれど、今のところMac miniからの給電のみで特に問題なし。

このRayCue、製品化を早まったせいか、Mac miniの電源ボタンにリーチするための施策がなく、基本的にスリープで運用するのを想定。電源ボタンが押せるよう、後から出てきた他社製品ではその辺りに空間を設けているものがほとんど。

唯一、アトラス製Mac miniハブから後退したのは、内蔵SSDがNVMeタイプ1枚のみになってしまったこと。これはボディサイズからして致し方無し。4TBのSSDの内訳は、写真ライブラリ、Swinsian用音楽ライブラリ、LM Studio用の各種モデル格納庫。M4 Pro Mac miniは内蔵SSD1TBなので色々外付けSSDに重いファイル等を放り込んでいるけれど、例えばAI用モデルを外部ストレージの速度10Gbpsで繋げていても特に不満無し。それよりも64GBのメモリでは全く足りない。

想定されていない変な使い方でもいいじゃないか

というわけで、RayCueの上に、以前カスタムメイドしたM4 Pro Mac mini用スタンドを乗せる。めっちゃカッコいいな!!たぶん今市販されているMac mini用スタンドのどれよりも、自分カスタムメイドのスタンドとのイレギュラーな合体形態の方が格好良い。

この、親亀の上に小亀を乗せる方式だと、付属品のUSB-Cケーブルでは長さが足り無いので、部屋の中で暇そうにしていた50cmくらいのUSB-Cケーブルを、Mac miniの前面から繋げる。というのも、背面のThunderbolt5端子をUSBハブ用に潰してしまうのは勿体無いからで、上述したSSDに収納しているデータはそんなにスピードを要求しないジャンルだから、前面からのUSB接続。全く不満なし。

背面から見てもカッコいい。ちなみに、RayCueとカスタムスタンドの接触面が少なくて滑り落ちたりしないだろうかと思ったが、意外にグリップが効いており多少の事ではズレたりしない。

そしてモニタースピーカーの上に鎮座

実際には各種ケーブルと接続して上図のような状態でモニターの上に鎮座している。パッと見、プレデターみたいだなと思うし、ごく稀に草薙素子を想起したりもする。